ヨウ素が髪にいい理由

By スカルプ栄養図鑑|9月 15, 2015|髪の健康|0 comments


はじめに

ヨウ素と聞いて、理科の実験でデンプンにヨウ素液を垂らして「どう反応するかやったなぁ」なんて思い出された方がいるのではないでしょうか?

今回、ヨウ素がもたらす効果やヨウ素を多く含む食品をご説明します。

 

ヨウ素とは

ヨウ素とは、人にとって必要不可欠なミネラルの一種で、ヨードともよばれます。人の体内には甲状腺にヨウ素が多く存在し、およそ10~20mgあります。ちなみに、甲状腺は喉の辺りにある指先サイズの器官です。甲状腺は、代謝の維持に必要なさまざまなホルモンを分泌する器官で、ヨウ素は甲状腺から分泌されるホルモンの主な構成成分となって働いているのです。また、ヨウ素には殺菌作用もあり、手術前に使われる消毒液や、うがい薬としてしようされています。思ったより馴染みがあるのではないでしょうか。

 

ヨウ素は海水中に多く存在するので、「海のミネラル」ともよばれています。昆布やわかめ、ひじきなどの海藻類などに多く含まれており、海藻を食べる習慣のある日本では、ヨウ素が不足する心配はほぼありません。しかし、海藻類を食べる習慣のない国では、亜鉛は不足しやすい栄養素といわれ、アメリカではヨウ素とナトリウムの化合物であるヨウ化ナトリウムを食塩に添加して販売されているようです。

 

ヨウ素が発見されたきっかけ

ヨウ素は、1803~1815年に起こったナポレオン戦争の際、海藻から火薬を製造している時に偶然見つけられたミネラルなのです。1811年、フランスの硝石業者のクールトアにより、海藻の中からヨウ素が発見されました。硝石は火薬の原料となる鉱物で、当時、海藻を焼いた灰から生産されていたのです。

 

ヨウ素がもたらす効果

摂取したヨウ素は、胃と腸で吸収されて血液で運ばれ、甲状腺に取り込まれて蓄積されます。甲状腺は、人間が生きていくために必要な多くのホルモンを分泌する器官です。

ヨウ素がもたらす効果を2つご説明します。

 

皮膚、髪や爪を健康に保つ

三大栄養素である、糖質・脂質・たんぱく質の代謝を促し、成長や神経活動を活発にしてくれます。ヨウ素は、代謝を促すことで、細胞の生まれ変わりが盛んな皮膚・髪、爪を健康に保つ重要な役割をしているのです。神経細胞の発達などの成長にも関わっているので、脳や知識の発達にもヨウ素が必要になります。

 

基礎代謝を向上させる

ヨウ素が材料となって作られた甲状腺ホルモンは、生命を維持する自律神経の一種である交感神経に働きかけて、基礎代謝を調節してくれます。全身の基礎代謝を向上させて、酵素の消費量を高めたり、心臓の働きを強くしたりします。

甲状腺ホルモンとは、甲状腺から分泌され、全身の細胞に作用して代謝率を上げる働きをもつホルモンを指します。

 

ヨウ素を摂取する上での注意点

健康な人は、ヨウ素の摂取量が多少増えたとしても、排泄によって体内のヨウ素量を調節できますが、長期間、ヨウ素の過剰摂取が続くと、ヨウ素が不足した時と同じように甲状腺肥大や甲状腺腫などの症状がでる場合があります。その他に、体重増加・筋力低下などが挙げられます。

 

ヨウ素を多く含む食品

ヨウ素を多く含む食品を3つご紹介します。

 

昆布

昆布は、出汁をとるために幅広く使われていますよね。また、食物繊維や鉄分が豊富、カルシウムが含まれているので健康食品として人気が高いです。

 

わかめ

味噌汁の具でお馴染みのわかめに含まれる食物繊維・アルギン酸・フコイダンなどの栄養素は、血中コレステロール値を下げたり、心筋梗塞などを防いでくれたりします。

 

ひじき

ひじきは煮物で食べることがあるのではないでしょうか。鉄分たっぷりのひじきには、カルシウムや食物繊維も豊富です。

 

おわりに

いかがでしたか?

ヨウ素は髪の毛を健康にしてくれる大事な栄養素です。しかし、日本人の場合、ヨウ素が不足することは稀ですので、過剰に摂取しないよう気を付けましょう。

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